2007年07月25日

もう初七日だね

↓せめて写真は若かりし頃を。
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撮影時期は不明だけど10才前なのは確かです。カメラ向けられてるのに、こんな風にちゃんと伏せて大人しくしてるのはひっじょーに珍しい。

一週間前のこの時間、ほくとはこの世からいなくなりました。
早いなあって思うんだけど、反面、なんだかものすごく昔のことのように感じる時があったりもします。とはいえ、ほくとの姿がない日常はまだしっくりときません。窓の外のほくとの呼び声を気にして、耳をそばだててる自分がいたり、他の家の犬が鳴いていると、ほくとの声を勘違いして思わず立ち上がりそうになったり……今更ながらほくとの介護は自分にとって生活の一部になってたんだなと実感してます。だからってそこで落ち込んだりしてるわけではないんですけどね。しっくりときてなくても、”ほくとがいない”という現実はきちんと受け止めているので(^-^)

ちょっと重い話で申し訳ないですが…
生前、夜鳴きがひどくなったほくとのことを相談しにいった両親に、かかりつけの先生は「安楽死」の選択も示唆しました。
「生きて10年」と言われた大型犬の寿命も延びています。(今も平均すると10才ぐらいなのだそうですが)そのため飼い主自身も老齢といわれる年になってしまい、この選択をされる方も少なくないのだそうです。なぜ先生が「安楽死」の話をされたかといえば、おそらく両親だけで面倒を見てると思ったからでしょう。ほくとは病気らしい病気をしたことないので、散歩途中で病院に寄るのもフィラリアの薬をもらう時ぐらい。私が病院にお邪魔したのもかれこれ10年近く前??(^^;) 先生がそう思うのも仕方ありませんよね。
ただ、「もし選択するなら、家族全員の承諾を得てください」と言われたそうです。これが絶対条件だ、と。実際に奥さんが独断で安楽死を選択してしまったため、後に事実を知った旦那さんが大激怒。けっこうなトラブルに発展してしまった事もあるのだとか…。
その夜この話を両親から聞きいた私は、もちろん頷いたりしませんでした。母は「あんな状態で生かしておくほうが可哀想かも、って思ったりもする」と、迷いを口にしてましたが。私は「それでも生きてるってことは、今は時期じゃないってことでしょ?」と言い返しました。
両親は、それ以上なにも言わない私の考えを無理に変えようとはしませんでした。一度言いだしたらきかないのは子供の頃から(笑)両親もよく分かってます。きっとそう長い間じゃないし「気の済むようにさせておくか」と思ったのでしょう。それから7ヶ月も頑張るとは思ってなかったようですが(^^;)
私もそのことを考えなかったわけではありません。歩けなくなったほくとが、それでも必死に立とうとしたり這いずったりしてる姿を見て、本来の姿を保てないのに生かしておくほうが残酷なのでは? と思ったこともあります。
でも自然に終える時がその子の寿命。どんな状態であれ、神様が決めた期限でもないのに勝手に命を終わらせるなんて、私には絶対できません。どんなことになっても「安楽死」だけは絶対に選択しない。その決意を固めた時、人間の人生は長いのだから、そのうちの少しの時間をほくとのために使おうって自覚した気がします。そして、ほくとが静かな最期を迎えてくれた今は、最期まで面倒みることを選択して心底良かったと断言できます(^-^)
でも私の介護は、他の方に比べたらかなり「楽」だったことも確かです。ずっと家にいるわけではないけど、仕事もある程度は融通が利くし、時間の余裕もありました。家族もいるのでひとりで背負い込むこともありません。睡眠不足なんて言えるほどではなく、かなりちゃんと寝てました。フルタイムで働くママさんや一人暮らしのママさん達とは、比べものにならないほど楽な環境だったんです。
だから私は、「安楽死」の選択を否定しません。(できません)ずっと側にいてくれた愛おしい存在。どうしてあげることもできず、悩みに悩み抜いて出した「仕方のない選択」もあるから……。
ただ、もう面倒みたくない等、安易な選択だけは絶対に許せませんけどね。むかっ(怒り)

ほくとの介護を通して、私は「命」と「生きること」そして「死」についてを改めて考えさせられました。そしてなによりも「愛おしい」という気持ちと「喜び」を教えてもらいました。
介護疲れ(ノイローゼ)という言葉があるぐらいですから、介護犬を抱えてる多くのママさん達は、大変な毎日を過ごされてるのだと思います。でも誰でもきっと、介護を通して得るものが絶対にあります。だから「がんばりすぎない介護」で、ワンちゃんを支えてあげてください。

どの子も”いつか”がきたとき、静かで安らかな眠りがくることを祈ってます(^-^)

ちょっと遅くなりましたが…
ほくとのことをブログに書いてくださった皆様、目を通してくださった皆様、そしてその記事に対してコメントをくださった皆様、本当にありがとうございました。
自分のところだけで終わるはずの「ほくとの死」を、皆さんが自分のことのように感じてくださったこと、涙してくださったこと。感動とともに心から感謝してます。
ほくとからは多くのことを学びましたが一番大きな収穫は、こういった人の気持ちの温かさと優しさです。知っていたつもりで生きてきたけど、今回のことで改めて実感することができました(^-^)

これもほくとのおかげだよ。
初めて飼ったワンコがほくとで本当によかった、って自信もって言えるよ。Good うちの子になってくれて本当にありがとう!(^-^)



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ニックネーム とうこ at 05:29| Comment(5) | ほくとごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
心の深くにそのまま響く 一言、一言に滴が流れます。

ほくと君、君の大好きだったとうこさんは
君がいなくなった今、君にたくさん注いだであろう優しさを多くの人にわけて下さってるよ。

そこから見えますか?
見てるよね、絶対。

改めてほくと君のご冥福を心からお祈りいたします。
Posted by chobimama at 2007年07月25日 07:12
力いっぱい走り遊ぶ子供時代のほくと君、ちょっと背伸びした態度も見せた青年時代のほくと君、貫禄も増し背中をピンと張って道を歩いた成人時代のほくと君、そしてご家族の皆さんに心から愛し慈しまれながら時を重ねた老年期のほくと君。
自然と思い起こされる記憶に切なくなる事も多々あるかと思います。でもどれもとてもあたたかく素敵な記憶の数々ですね^^とうこさん。
ワンコは飼い主さんにとても良く似ると聞きます。とうこさんの気持ちはそのままほくと君が今抱いている気持ちでもあるんですよねきっと。
とうこさんのおうちの子で良かったと、とうこさんと同じように自身を持って胸を張るほくと君の姿が目に浮かびます^^
Posted by あやぽん at 2007年07月25日 09:01
ほくとくん亡くなったこと今知りました。
ほくとくんのご冥福を心よりお祈りします。ほくとくん頑張ったのに残念です。
でも、とうこさんにいっぱい感謝してますよ!いつか別れは来るのですがやっぱり悲しいですね。
我が家は老人介護と老犬介護してますが、ワンコは何も話せないからどうしていいのか困るときもありますがコロちゃんには私達しかいないので最後まで介護します。
まわりの人たちは犬の介護?と不思議に思われています。
手がかかったりお金がかかると捨てたり保健所に持っていく飼い主がいるのに人間と同じに介護してるのは変な人に思えるのでしょうね。
先日、コロちゃんが復活したとお話したのですが、またまた痴ほうがでてきて昨日はまったくねません。寝室から3階の和室に布団を敷き詰めて歩かせましたがコロちゃん一晩中、私の体の上にあがって歩く、顔の上にも上がる(笑)
一心不乱にお百度参りしてました。
今日は寝てくれること祈るばかりです。


Posted by コロリンもり at 2007年07月25日 16:45
とうこさんのほくと君に対する愛情いっぱいの気持ち・・・ひとことひとことが心にしみます(涙)
ほくと君・・・とうこさんのワンコでよかったね!
リッティーも私の家のワンコでよかった・・って思ってくれてるんだろうか・・
なんて思いながら寝顔をみてます(笑)
ほくと君・・タローちゃん・・りょうすけくん・・・リッティーには頑張りやさんの先輩がいて嬉しいです。
Posted by リッティー at 2007年07月25日 22:17
★chobimamaさん>
優しいお言葉、ありがとうございます。
いつもchobimamaさんには励ましていただけて、本当に私もほくとも幸せものです。
同市内在住ということも判明したことですし、これからもよろしくお願いしますね♪(^-^)

★あやぽんさん>
今日ほくとの生活していた場所を見た時、いるはずのないほくとがむくっと起き上がってかまって攻撃をはじめる姿を思い出しました。
懐かしいその姿はあやぽんさんの仰る通り、思わず口元がゆるんでしまうあたたかい記憶だったことにほっとしています(^-^)
あやぽんさんのように、介護の期間が長い方はワンちゃんの元気な頃を思い出すことも多いと思うのです。そこで切なくなって、耐えられなくなっていまう人もいるかもしれない。でも、それでも今のミカ嬢を支えられるだけの器量を持つあやぽんさんに勇気づけられる方も多いはず。そんな事を考えるたび、ほくとの分もミカ嬢とあやぽんさんには頑張ってほしい、と願わずにいられないです(^-^)

★コロリンもりさん>
驚かせてしまってごめんなさいね。お悔やみの言葉とお気遣いいただきまして、ありがとうございます。
人とワンちゃんのW介護は、本当に悩みもつきないし体力勝負ですね。(うちの祖母も要介護ですが、病院にいるので助かってます)特にコロちゃんとのコミュニケーションは、時として「どうしてあげたらいいんだろう」って切なくなることもありますよね。でもコロリンもりさんの愛情があればきっと大丈夫。
コロちゃん、再び痴呆がではじめているようですが、今日は寝てくれたかな? もし生活に支障がでるようでしたら、睡眠薬の処方を含めて獣医さんに相談されることをオススメします。よくないことばかりがピックアップされがちですが、ママさんがバテてしまっては困るのはコロちゃんですし、折り合いをつけるためにの選択のひとつだと思うのです(^-^) でも、真夜中に顔に乗られてしまうコロリンもりさんは大変だと思いますが(^^;)、人の体に乗ってもバランスをとれるということは、足腰の強さがあるという証拠ですから。きっとこれからもいっぱい奇跡をくれると思います。頑張ってくださいね(^-^)
バブル前後のペットブームを考えると、ワンちゃんの介護をされてる方って相当数いるはずなのに、一般的にはまだ「?」って感じですよね。それだけに老犬に対する認識も低く、面倒見切れないと手放してしまう身勝手な飼い主も後をたたない。罪のないワンちゃんにとっては天国から地獄…本当にヒドイ話だと思います。ワンちゃんの寿命が延びることは素晴らしいこと。でもその分、介護が必要になる可能性もあるってこと、もっと広く色んな方に分かっていただけたらって思います。

★ リッティーさん>
私も老犬介護に頑張っていらっしゃる皆さんに、いっぱいの勇気と元気を分けてもらいました。そのひと欠片でも誰かにリレーすることができたら、こんなに嬉しいことはありません♪ その思いもあって、ブログも続けているので。
リッティーちゃんの寝顔。可愛いんだろうなあ…と、想像するたけで穏やかな気持ちになれます(^-^)
ワンコの寝顔を見ながらあれやこれや考えてると、つい時間を忘れてしまいますよね。(起こしちゃ悪いと思いつつ、つい眺めてしまう(^^;))でも、そんなリッティーさんの気持ちは絶対に通じてると思います。間違いなく”幸せ”を感じてくれてるはず。(^-^)v
Posted by とうこ at 2007年07月26日 05:51